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- 「単語や公式を効率良く暗記する方法が知りたい」
- 「暗記したと思っていてもテストのときには忘れている……」
- 「成績がいい人の暗記方法を知りたい」
などとお考えではありませんか?
正しい暗記方法を知らないと、いくら努力してもすぐに忘れてしまいます。
本記事では、効率良く暗記するための方法9選と併せて、記憶の種類や暗記の3つのコツ、暗記したことを忘れないためのポイントを解説します。
最後まで読むと、実際に使える暗記方法がわかり、テストで高得点が狙えます。
記事監修者
泰成ゼミナール 塾長
三田村 泰希
徳島大学を在学中、塾講師・家庭教師で教育業界について学ぶ。大学卒業後、日亜化学工業入社。同社を退社後、教育業界に戻り他塾で修業をする。2013年、徳島駅前に「泰成ゼミナール」を開設。【資格】心理カウンセラー、コーチング
目次
【勉強】効率良く暗記するための方法9選
効率良く暗記するための方法は以下のとおりです。
- 暗記アプリを利用する
- 何度も復習する
- ひたすら書いて覚える
- スキマ時間に暗記する
- 覚えやすい語呂合わせをつくる
- 暗記ペンとチェックシートを利用する
- アウトプットする(人に伝える)
- 身体を動かしながら覚える
- 原理を理解する
順番に解説します。
【暗記方法①】暗記アプリを利用する
暗記アプリはノートを持ち運ぶ必要がないため、スマホさえあればどこでも暗記ができます。
ひと昔まえは、暗記アプリが普及していなかったため、ノートや暗記シートを使い暗記していました。
しかし、今ではさまざまな暗記アプリがあるため、自分に合うものを使ってみてください。
【暗記方法②】何度も復習する
何度も復習すると、記憶が定着します。
逆に一度だけ真剣に覚えても記憶には定着しないため、何度も復習することが大切です。
一回の勉強時間に何度も覚えるのではなく、間隔をあけて何度も復習すると記憶に定着しやすくなっています。
寝る前や朝起きたときに復習する習慣をつけて記憶を定着させましょう。
【暗記方法③】ひたすら書いて覚える
A4の紙を用意して、暗記したい単語や公式をひたすら書きましょう。
覚える際に意識することは、頭のなかでその単語をイメージしながら書くことです。
ただ書くだけだと満足して次の日には忘れてしまうため、意識して書くことが大切です。
最初は違和感があるかもしれませんが、続けていくうちにコツをつかむので、実践しましょう。
【暗記方法④】スキマ時間に暗記する
自分のスキマ時間がどれくらいあるのかを知ることが大切です。
スキマ時間は紙に書き出して見つけましょう。
学生がスキマ時間として使える時間は以下のとおりです。
- 通学(バス・電車)
- 待ち合わせの時間
- 学校の休み時間
- 部活の休憩時間
- 帰宅後
- トイレやお風呂
スキマ時間を活用するためには、いつでも勉強できる状態にしておくことです。
たとえば、小さな単語帳や小さな参考書はカバンの中に常備するとよいでしょう。
スキマ時間を制するものは暗記を制します。
【暗記方法⑤】覚えやすい語呂合わせをつくる
語呂合わせをつくって効率良く暗記しましょう。
語呂合わせは歴史や数式を暗記する際に使えるもので、脳に刺激を与えながら暗記できます。
語呂合わせの例を以下に示します。
- 「いい国(1192)作ろう鎌倉幕府」
- 「いっぱい来い(1851)て太平天国」
上の文章は定番ですが、自分が覚えにくいと感じた用語は自作しても良いでしょう。
【暗記方法⑥】暗記ペンとチェックシートを利用する
教科書や参考書、問題集に書き込んだ文字を、赤いシートを被せて隠すことができる「暗記ペンとチェックシート」を利用しましょう。
重要単語や語句だけでなく、前後の情報にも触れられるため、より記憶に定着しやすくなります。
完璧に覚えるまで何度も復習しましょう。
【暗記方法⑦】アウトプットする(人に伝える)
アウトプットすると、脳に記憶が定着しやすくなります。
たとえば、英単語を覚えたら、友人に単語帳を渡して問題を出してもらいましょう。
覚えたと思っていたとしてもいざ、問題をだされたら答えられない場合もあります。
実際に声に出すことも大切で、より脳に定着しやすくなります。
ぜひ、友人と単語テストをしてください。
【暗記方法⑧】身体を動かしながら覚える
運動を組み合わせて覚えるのもおすすめです。
身体を動かすと、脳が活性化されるため、座ったままの姿勢よりも身体を動かしながら音読する方が、暗記の効率が上がります。
おすすめの運動としては以下のとおりです。
- スクワット
- ウォーキング
試してみて自分に合う運動をみつけてください。
【暗記方法⑨】原理を理解する
単語や公式をなかなか覚えられない人は気合いのみで覚えようとしています。
人間の脳は名前だけを覚えることは難しく、原理や成り立ちを理解すると、知識として脳に定着します。
まずは、原理を理解してから暗記に取り組むことを意識しましょう。
関連記事:【勉強方法わからない人必見】効率の良い勉強方法10選
【暗記するための知識】記憶の種類
記憶の種類は以下のとおりです。
- 短期記憶
- 長期記憶
順番に解説します。
短期記憶
「短期記憶」とは、情報が短い時間だけ脳に留まる現象を指します。
この記憶は一時的なもので、通常は数秒から数十秒間しか持続しません。
例えば、一度聞いただけの電話番号や新しく学んだ英語の単語などは、すぐに忘れやすいものです。
これは、短期記憶の容量と持続時間が限られているためです。
私たちの脳は、繰り返し経験しない情報や深く学習しない情報を忘れるように設計されています。
これは、人間の脳の普遍的な特徴です。
記憶を長期間保持するためには、この短期記憶を長期記憶に変換する必要があります。
このプロセスには、反復学習や深い理解が必要です。
長期記憶
「長期記憶」とは、自分の名前やかけ算の九九のように、ほぼ忘れない記憶のことです。
しかし、短期記憶から長期記憶に情報を移すためには、繰り返し学習することが重要です。
情報を何度も繰り返し学ぶことで、脳はそれを重要な情報と認識し、長期記憶に保管します。
さらに、エビングハウスの忘却曲線に基づいて、理想的な復習のタイミングも知られています。
最初の復習は情報を翌日までに行い、2回目は1週間後、3回目は2週間後、4回目は1ヵ月後、5回目は2ヵ月後が理想的です。
実際にはこのスケジュールに従うことが難しいかもしれませんが、忘れかけたと感じたら、その情報を定期的に復習することが大切です。
情報を定期的に復習することで、長期記憶に情報をしっかりと定着させることができます。
【勉強】NGな暗記方法3選
NGな暗記方法は以下のとおりです。
- 目視だけで暗記しようとする
- 復習をまったくしない
- 徹夜で暗記
順番に解説します。
【NGな暗記方法①】目視だけで暗記しようとする
単にテキストやノートを読んで覚えようとすることは、情報を記憶に定着させる効果が限られます。
視覚情報だけに頼るのではなく、聴覚や触覚など他の感覚を活用することが暗記の効果を高めるポイントです。
例えば、情報を声に出して読む、筆記しながら覚える、または関連する図や図表を使って視覚的に理解するなど、複数の感覚を組み合わせると効果的です。
【NGな暗記方法②】復習をまったくしない
情報を一度学んだだけで復習を怠ると、情報が長期記憶に移行しにくくなります。
エビングハウスの忘却曲線に従い、定期的な復習を行うことが大切です。
前述の通り、翌日、1週間後、2週間後、1ヵ月後、2ヵ月後など、適切なタイミングで復習することで情報の定着度が向上します。
【NGな暗記方法③】徹夜で暗記
徹夜で勉強や暗記を行うことは、効率的な学習方法とは言えません。
十分な睡眠を取らないと脳の機能が低下し、情報の記憶や理解が難しくなります。
代わりに、計画的に学習を分散し、充分な睡眠を確保することが大切です。
疲れた状態では効果的な学習が難しいため、時間を効率的に使うことが大切です。
【勉強方法】暗記の3つのコツ
暗記のコツは以下のとおりです。
- 一度ですべて覚えようとしない
- 睡眠をしっかりととる
- 暗記したら過去問にトライする
順番に解説します。
【暗記のコツ①】一度ですべて覚えようとしない
完璧主義に陥って、最初からすべてを暗記しようとするアプローチは、逆に学習効率を低下させることがあります。
テキストの1ページをまるごと覚えようとして、理解できない単語や概念が出てきた場合、その都度調べるというアプローチは、情報量が膨大である場合には非常に効率が悪いです。
情報の山に立ち向かおうとせず、一気に完璧に暗記しようとすることは、ストレスを増やし、結局は記憶に定着させることが難しくなることがあります。
代わりに、情報を区切りをつけて小さなセクションに分け、段階的に取り組むことをお勧めします。
まずは一部分だけに集中して、それをしっかりと理解し、覚えることから始めます。
完璧さを求めず、少しずつ進めることで、学習の進捗が実感でき、モチベーションも保ちやすくなります。
このように、小さな区切りをつけて学習し、段階的に進めることで、情報をより効率的に暗記し、長期記憶に定着させることができるでしょう。
完璧主義にとらわれず、進捗を重視することが成功への道です。
【暗記のコツ②】睡眠をしっかりととる
日常生活で、十分な睡眠時間を確保することは非常に重要です。
寝不足の状態では、集中力や記憶力が低下し、効果的な学習や暗記が難しくなります。
寝不足の状態で学習や暗記を試みると、逆に効率が悪くなり、さらには誤った情報を覚えてしまう可能性もあります。
そのため、寝不足の時は無理せず、早めに睡眠を取ることが大切です。
寝不足で学習するよりも、しっかり休んでから学習や暗記を行うことで、効果的な結果を得ることができます。
【暗記のコツ③】暗記したら過去問にトライする
「単語帳」を使って単語を覚える際、効率が悪いと感じることがあります。
これは、単語帳に載っている単語が実際にどれほど重要なのか判断が難しいからです。
しかし、早めに実際の演習を行うことで、単語帳に載っている単語が実際の状況で頻繁に使われていることを実感し、その単語を覚えるモチベーションが高まります。
この効果は非常に大きいことがあります。
演習を通じて、単語や情報を実際に使うことは、暗記事項を効果的に覚える手助けとなります。
実際に使用することで、単語や概念がコンテキストに結びつき、より効果的に覚えられます。
したがって、暗記事項の定着率が50%程度あれば、早めに問題演習に取り組むことをお勧めします。
特に、過去の問題を解くことは、実際の応用力を養う上で非常に有益です。
単語や知識を単なる記憶として留めるのではなく、実際の活用を通じて理解し、定着させることが大切です。
【勉強方法】暗記したことを忘れないためのポイント
実は、暗記効率を向上させ、記憶を確実に保持するために最も重要な要素は「規則正しい生活」です。
夜更かしをすることや、急な一夜漬けで暗記を試みること、朝食を抜いてしまうことは、すべて脳の機能を低下させ、学習効率を大きく損なう原因となります。
特に、睡眠は記憶の整理と情報の定着に欠かせない要素です。
効率的な暗記を実現するためには、規則正しい生活習慣を大切にしましょう。
生活習慣を怠ると、どんなに効果的な学習法を用いても、その効果が薄れてしまいます。したがって、睡眠や食事、生活のリズムを整えることは、暗記において不可欠な要素です。
規則正しい生活を維持することで、記憶力を最大限に引き出し、効率的な学習が可能になります。
まとめ【正しい知識をつけて暗記方法をマスターしましょう】
今回は、効率良く暗記するための方法9選と併せて、記憶の種類や暗記の3つのコツ、暗記したことを忘れないためのポイントを解説しました。
効率良く暗記するための方法は以下のとおりです。
- 暗記アプリを利用する
- 何度も復習する
- ひたすら書いて覚える
- スキマ時間に暗記する
- 覚えやすい語呂合わせをつくる
- 暗記ペンとチェックシートを利用する
- アウトプットする(人に伝える)
- 身体を動かしながら覚える
- 原理を理解する
すべて試してみてより効果を実感できる暗記方法を継続しましょう。
必ず脳に記憶され、テストで使えるでしょう。
- 「子どもが学校の授業についていけていない……」
- 「どうやったら子どもの成績が上がるのかな?」
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