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- 「子どもが勉強方法がわからなくて成績が悪い……」
- 「効率の良い勉強方法が知りたい」
- 「なぜ勉強が捗らないのかな……」
などとお考えではありませんか?
正しい勉強方法を知らないと、いくら時間をかけても成績は上がらないでしょう。
本記事では、効率の良い勉強方法10選と併せて、勉強が進まない理由やわからない人がやりがちなNGな勉強方法を解説します。
最後まで読むと、自分に合った最適な勉強方法がわかります。
記事監修者
泰成ゼミナール 塾長
三田村 泰希
徳島大学を在学中、塾講師・家庭教師で教育業界について学ぶ。大学卒業後、日亜化学工業入社。同社を退社後、教育業界に戻り他塾で修業をする。2013年、徳島駅前に「泰成ゼミナール」を開設。【資格】心理カウンセラー、コーチング
【勉強方法がわからない人必見】効率の良い勉強方法10選
効率の良い勉強方法は以下のとおりです。
- 目標時間を決める
- スキマ時間を活用する
- 学習内容を時間別にわかる
- 音読で学習する
- 自分に合った勉強法を実践する
- 環境を整える
- ストップウォッチを活用する
- テスト形式で学習する
- 録音を活用する
- 仲間と一緒に勉強する
順番に解説します。
【勉強方法①】目標時間を決める
効果的な勉強法には、短時間で集中して学ぶことが重要です。
例えば、「5時までにこの範囲を勉強する」「10分間でこのドリルを終わらせる」といった具体的な目標を設定すると良いでしょう。
多くの人は、勉強時間が長ければ成績が向上すると考えがちですが、実際にはそうとは限りません。
特に小学生においては、勉強時間が長いほど成績が低下することを示すデータも存在します。
集中力が持続する範囲内で勉強することが、効率的な学習につながります。
さらに、各学習活動にどれだけの時間を割くかを決める時間配分や、どれくらいの期間で何を学ぶかの長期計画も大切です。
ただし、無理な計画は避け、最低限の目標を設定し、それを達成するための具体的な方法を考えましょう。
計画が明確になると、学習はよりスムーズに進むでしょう
【勉強方法②】スキマ時間を活用する
スキマ時間を活用するには、「勉強」と「休憩」のバランスが重要です。
まず、勉強のためのスキマ時間を見つけましょう。
机に座っていなくても勉強は可能です。
例えば、通学中や夕食の準備中、朝起きた直後や友達との待ち合わせ時間など、わずか5分間でも、新しい単語の暗記などに充てられます。
日々のスキマ時間で少しずつ暗記すれば、短期間で多くの単語を覚えることが可能です。長めのスキマ時間があれば、その時間を復習に活用するのも良いでしょう。
また、休憩のためのスキマ時間も重要です。中学生や高校生は長時間勉強することが多いですが、休憩を取らないと集中力が低下し、勉強の効果も薄れがちです。
例えば、「15分勉強したら5分休む」といったリズムを作ると効果的です。
休憩中は音楽を聞いたり、目を閉じてリラックスしたり、お茶を飲むなどして気分転換をしましょう。
意識的にスキマ時間を設けることで、勉強の効率を高められます。
【勉強方法③】学習内容を時間別にわかる
「就寝前の暗記が効果的」というのは、睡眠中に脳が記憶を整理する性質に基づく方法です。
寝る前に学んだ内容は脳にしっかりと定着しやすくなります。
また、夜は日中の疲れもあるため、頭を使うよりは暗記のような軽い勉強が適しているとされています。
一方で、朝は睡眠で脳がリフレッシュされ、集中力が高まる時間帯です。
この時は、外部からの干渉も少なく、学んだ内容を活用する勉強、例えばテスト対策や漢字の練習などを行うと効果的です。
朝の勉強時間を利用して、暗記した内容を実践で使ってみると、より記憶が定着しやすくなります。
【勉強方法④】音読で学習する
やる気が出ない時は、まず教科書や参考書を声に出して読むことから始めてみましょう。
音読することで、脳が活性化され、学習意欲が自然と湧いてくることがあります。
さらに、音読は情報を記憶しやすくする効果もあります。
やる気を引き出しつつ記憶力も向上させられるため、試してみる価値は大いにあります。
その上、音読した内容を録音しておくのも効果的です。録音した音声は、移動中や空いた時間に聞くことで、教科書や問題集が手元になくても勉強を進められます。
この方法では、音読によって記憶力を高めると同時に、録音を活用して隙間時間に学習することが可能です。
このような勉強法は、非常に効率的であると言えるでしょう。
【勉強方法⑤】自分に合った勉強法を実践する
全ての勉強法が全員に適しているわけではないので、さまざまな方法を試し、自分に最適なものを見つけることが重要です。
性別に応じた学習のアプローチも存在します。
例えば、「男性は競争や挑戦を好むため、そういった要素を取り入れた勉強法が効果的」「女性は小さなステップを踏んで達成感を感じることが重要」というようなものです。
また、個人のタイプに合わせたアプローチも有効です。
例えば、「マイペースな人には、勉強する時間や場所を自分で選ぶことが重要」という考え方です。
自分の性格や利用可能な時間を考慮しながら、最も効果的な学習法を見つけ出しましょう。
【勉強方法⑥】環境を整える
学習を始める際には、周囲の環境を整備することが肝心です。
例えば、作業デスクを整理して不要な物を取り除く、スマートフォンをサイレントモードに設定するなど、細かい注意を払うことで、集中力を高め、効率よく勉強に取り組めます。
【勉強方法⑦】ストップウォッチを活用する
ストップウォッチを活用すると、勉強時間を正確に測定し、限られた時間内での学習を促せます。
これにより、計画的な学習が行え、集中力も自然と高まります。
さらに、測定した学習時間を記録しておくことで、自分の学習計画を見直したり、学習へのモチベーションを高めたりするのにも有効です。
【勉強方法⑧】テスト形式で学習する
学習する際には、情報を取り入れるインプットだけでなく、それを実践するアウトプットも大切です。
単に読んで知識を得るだけではなく、自分がどれだけ覚えているかを確認するために「テスト形式」の復習を行うことで、記憶力を強化しましょう。
【勉強方法⑨】録音を活用する
音読をする際に、自身で読み上げた内容を録音し、それを後で聞き返す方法も学習に有効です。
移動中や車内など、どこにいても録音を聞くことで勉強が可能となり、これが記憶の定着に役立ちます。
【勉強方法⑩】仲間と一緒に勉強する
単独で勉強するのではなく、友人や仲間と共に学ぶことで、学習意欲を維持しながら効率的に学習することが可能です。
また、ソーシャルメディアを活用して勉強に取り組んでいる他の人たちとの交流を図ることも、モチベーションを高めるのに役立ちます。
関連記事:勉強方法がわからない中学生がやるべきこと5選|勉強の妨げになるものも解説
勉強が進まない理由5選
勉強が進まない理由は以下のとおりです。
- 受験勉強の優先順位が低い
- 苦手科目に執着している
- 高すぎる目標を立てている
- 悩み事が邪魔する
- 体調が悪い
順番に解説します。
受験勉強の優先順位が低い
「勉強する時間が足りない」と感じる人は、しばしば勉強を優先順位の低いものとして扱っていることがあります。
このような状況では、勉強の優先度を高めることが必要です。
例えば、「勉強とゲーム、どちらがより重要か?」を自問自答してみると良いでしょう。
そして、相対的に重要度が低いと感じる活動は、一旦止めるか、勉強を完了した後に行うようにすると効果的です。
苦手科目に執着している
苦手な科目にのみ集中しすぎると、完璧を求める思考に陥り、勉強が停滞することがあります。
進展しない学習や伸び悩む成績は、勉強する意欲を削ぐ原因となります。
もし苦手な科目の学習に行き詰まっているなら、まずは得意な科目に目を向けて、「自分はできる」という自信をつけた後で、苦手科目に挑戦することをおすすめします。
このアプローチはモチベーションを保ちながら効果的に勉強するのに役立ちます。
高すぎる目標を立てている
多くの場合、勉強のモチベーションが下がるのは、現実的に達成困難な目標を設定しているからです。
例えば、部活やバイトで忙しい学生が「1日に問題集の20ページを終わらせる」と計画しても、その目標を継続的に達成できないと、やる気はすぐに落ちてしまいます。
だからこそ、実現可能でありながらも努力が必要な、適切な目標設定が重要です。
悩み事が邪魔する
人間関係のトラブルや進路に関する心配など、様々な悩みがあると、勉強に集中するのが難しくなることがあります。
このような時は、自分が抱えている問題とそれに対する考えられる解決策をノートに書き出して、心の中を整理しましょう。
それでも解決が難しい場合は、勉強を始める前に20分間程度の簡単な計算問題を解いて、脳を勉強モードへと切り替えることが効果的です。
体調が悪い
不足した睡眠、体調不良、あるいは疲れが蓄積している場合、これらは勉強の集中力を妨げる主要な要因となります。
効率良く学ぶためには、まずは健康な体調を保つことが重要です。
そのため、長引く風邪や疲労があるときは、先にこれらの問題を解決し、体調を回復させることに焦点を当てるのが適切な対策と言えます。
わからない人がやりがちなNGな勉強方法
わからない人がやりがちなNGな勉強方法は以下のとおりです。
- 作業だけの学習
- 暗記しない
- 一回で全部覚えようとする
順番に解説します。
作業だけの学習
注意が必要なのは、「ノートの整理」「教科書のマーキング」「単語帳の作成」といった作業に満足してしまう場合です。
これらの作業を行うことで確かに知識が頭に入ることもありますが、作業自体が目的となってしまうと、時間はかかるものの、実際の学習内容が身に付かないことがあります。
加えて、アウトプットが不足すると、実際に使える知識が身につかず、知識の定着も難しくなります。
したがって、単に作業に励むのではなく、問題を解くなどして知識を実践的に身につけ、実践力を高めることが重要です。
暗記しない
一部の問題は暗記なしでは解決できません。
暗記は効率が悪いと感じる人もいるかもしれませんが、これを避けると問題が生じることがあります。
特に、必要な情報を覚えていないと、そのポイントで詰まるリスクが高まります。
数学のように、一見暗記が不要に思える教科でも、実際には解法や公式を記憶することが重要です。
これらを覚えない場合、毎回新たに解法を思いつく必要があり、多くの時間を費やすことになります。
一回で全部覚えようとする
全てを一気に記憶しようとすると、効率が悪くなり、記憶がしっかり定着しないことがあります。
その結果、学習にかかる時間が長くなってしまいます。
記憶を定着させるには、繰り返しの学習が欠かせません。
たとえば、単語帳や教科書を一度に全部覚えることを目指して、一気に読み通す人もいますが、一回の学習で全てを覚えるのは困難です。
暗記する内容は、何度も繰り返し確認して記憶に定着させるのが効果的です。
また、数学の問題解法なども、同じ問題を2~3回繰り返すことで理解が深まり、よりしっかりと身に付きます。
まとめ【勉強方法がわからない人はこの記事を参考にしましょう】
今回は、効率の良い勉強方法10選と併せて、勉強が進まない理由やわからない人がやりがちなNGな勉強方法を解説しました。
効率の良い勉強方法は以下のとおりです。
- 目標時間を決める
- スキマ時間を活用する
- 学習内容を時間別にわかる
- 音読で学習する
- 自分に合った勉強法を実践する
- 環境を整える
- ストップウォッチを活用する
- テスト形式で学習する
- 録音を活用する
- 仲間と一緒に勉強する
すべて試して、自分に合う方法を見つけましょう。
- 「子どもが学校の授業についていけていない……」
- 「どうやったら子どもの成績が上がるのかな?」
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