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【中学受験】塾についていけない7つの原因|対策方法も具体的に解説

カテゴリ
  • 「なんで息子は塾についていけないのかな……」
  • 「中学受験のために塾に入れたいけど、ついていけるか心配」
  • 「塾についていけなくなったらどうすればいいのかな」

などとお考えではありませんか?

原因を掴めないと解決策が見つかりません。

本記事では、塾についていけない7つの原因と併せて、塾についていけないときの対策方法も解説します。

最後まで読むと、塾でついていけない理由が明確になり、解決する方向へと進みます。

三田村 泰希記事監修者

泰成ゼミナール 塾長
三田村 泰希

徳島大学を在学中、塾講師・家庭教師で教育業界について学ぶ。大学卒業後、日亜化学工業入社。同社を退社後、教育業界に戻り他塾で修業をする。2013年、徳島駅前に「泰成ゼミナール」を開設。【資格】心理カウンセラー、コーチング

 

【中学受験】塾についていけない7つの原因

【中学受験】塾についていけない7つの原因

塾についていけない原因は以下のとおりです。

  • 授業のペースが早い
  • 授業に飽きてしまう
  • 宿題が多い
  • 授業形式が合っていない
  • わからないままにして進んでいる
  • 復習をしていない
  • 勉強に対して気持ちがない

順番に解説します。

【原因①】授業のペースが早い

中学受験向けの塾の授業進度は非常に速いため、生徒たちは小学校の学習内容を理解するだけでなく、追加の学習や志望校の過去問演習をこなさなければなりません。

この高いスピードに対応するため、塾は効率を重視し、理解度よりも進度を優先します。

しかし、このペースについていけない生徒も少なくありません。

この状況に対処するためには、生徒や保護者が適切な塾を選び、生徒の学習ペースや能力に合わせたサポートを受けることが重要です。

また、塾だけでなく、家庭でも学習サポートを提供し、生徒の学習意欲を維持する努力が必要です。

教育のバランスを保つことが成功への鍵となります。

【原因②】授業に飽きてしまう

小学校の授業は一コマ45分で、すべての生徒が追いつきやすいスピードで行われますが、学習塾では授業が60分から90分と長く、特に中学受験を目指すコースでは難易度が高い内容が多いです。

このため、塾の長時間の授業では生徒の集中力が持続せず、理解が追いつかなくなり、やがて授業自体に対する興味を失う傾向があります。

一度授業に興味を失うと、生徒は「しっかりと理解して学ぶ」ことよりも、「長時間の授業を耐え抜く」ことに満足を感じるようになります。

この状態になると、積極的に勉強する意欲が減少し、結果的に学習内容を理解するのが難しくなってしまいます。

【原因③】宿題が多い

学習塾での授業を補完するため、または授業時間内で扱いきれなかった内容をフォローする目的で出される宿題の量が多いことも、学習における課題の一つです。

授業内容自体は理解できていても、過多な宿題に追われることで、自宅での自主学習の時間が取れなくなりがちです。

これにより精神的な余裕が失われ、学習塾での復習や家庭での学習がおろそかになることがあります。

結果として、学習内容の定着が十分に行われず、塾の学習についていくのが難しくなるという悩みが生じることがあります。

【原因④】授業形式が合っていない

学習意欲の喪失は、授業スタイルや塾講師との相性の不一致によっても起こりうることです。

特に集団授業形式の塾では、人前で話すことに苦手意識を持つ子供や、成績競争をストレスと感じる子供が多く、この環境が彼らにとってストレスの原因となることがあります。

また、集団塾は一斉授業形式のため、個々の生徒の学習ペースに対応しにくく、その結果、授業のレベルが子供に適していない可能性があります。

個別指導塾や半個別指導塾の場合、講師との相性が特に重要な要素となります。

講師の教え方や性格が子供の性格や学習スタイルに合っているかどうかは、学習成果に大きな影響を与えることがあります。

【原因⑤】わからないままにして進んでいる

学習は、知識が層状に蓄積されていくプロセスであり、現在の学習内容が将来の単元につながっていることが多いです。

理解できていない部分があると、それが基礎となる後続の内容の理解も難しくなります。

理解できない問題が生じると、授業をどれだけ受けても後続の内容が理解できず、置いてけぼりになるリスクが高まります。

このような状態が長期間続くと、「何が分からないのかも分からない」という負のスパイラルに陥り、結果的に学習へのモチベーションも低下してしまう可能性があります。

【原因⑥】復習をしていない

学習塾に追いつけないと感じる主な理由の一つに、十分な復習を行っていないことがあります。

特にレベルが高い塾では、家庭での自主学習と復習が欠かせません。

どれだけ優れた能力を持つ子供であっても、復習を怠ると塾の進行速度についていくのが難しくなり、理解できない部分が増えてしまいます。

塾の授業だけでは内容が十分に頭に残らないため、塾についていけないと感じる場合は、家庭での復習を丁寧に行うことが効果的です。

【原因⑦】勉強に対して気持ちがない

塾での学習に追いつけない原因の一つとして、勉強に対する消極的な姿勢が挙げられます。

単に塾に通うだけでは学力の向上は難しく、積極的に学ぶ意欲がなければ塾の進度についていくのが困難になることがあります。

塾に通う際は、学んだことを自分のものにしようとする積極的な姿勢が重要です。

積極的に学習に取り組めば、たとえ苦手な分野でも徐々に理解が深まり、塾のペースに遅れることなく学べるでしょう。

関連記事:中学受験の勉強はいつから始めた方がいいのか?【結論、小学3〜4年生】

【中学受験】塾についていけないときの対策方法

【中学受験】塾についていけないときの対策方法

塾についていけないときの対策方法は以下のとおりです。

  • ついていけない原因を明確にする
  • 塾に通う理由を考えさせる
  • 苦手分野に向き合う
  • 講師に相談する
  • 家で勉強する習慣を身につける
  • 子どものレベルに合った塾に変更する

順番に解説します。

【対策方法①】ついていけない原因を明確にする

勉強についていけない問題を解決するための最初のステップは、子供がなぜ学習に苦労しているのか、その原因を明確にすることです。

原因が不明のまま塾を変更したり、過度な自宅学習を実施すると、子供の学習意欲がさらに低下するリスクがあります。

原因は単一ではなく、しばしば複数の要因が重なっていることがあります。

子供の状況や性格、塾の難易度などを総合的に考慮し、原因を探ることが重要です。

複数の原因がある場合は、それぞれに対して慎重に対応を進めることが望ましいです。

【対策方法②】塾に通う理由を考えさせる

理由の例として以下のことがあげられます。

  • 志望校への合格のため
  • 学校で良い成績をとるため
  • 勉強の遅れを取り戻すため

順番に解説します。

【理由①】志望校への合格のため

多くの保護者は、志望校への合格を目指して子供を塾に通わせます。

具体的な目標があるため、子供自身が塾に行きたいと希望することもあります。

より高いレベルの志望校への合格を目指す場合、通常の学校の授業だけでなく、塾での追加学習が欠かせないと言えます。

【理由②】学校で良い成績をとるため

学校の学習に適切に対応するために、多くの家庭では塾での学習時間を活用することを考えます。

特に、部活動や他の習い事を行っている子供たちにとっては、勉強のリズムを保つための手段として塾を利用することもあります。

学校の評価を向上させるためには、定期試験の準備が不可欠です。

しかし、一部の塾では学校の授業内容や試験範囲との整合性が取れていないため、子供がついていくのが難しくなることもあります。

【理由③】勉強の遅れを取り戻すため

学校の授業進度に遅れをとっている子供の場合、その遅れを解消するために塾に通わせることが一般的です。

ただし、塾の授業スタイルが個々の生徒に十分対応していない場合、学校の授業と同じく子供が疑問を解決しにくい状況になることがあります。

これでは、学習の遅れを取り戻すという本来の目的を達成できず、さらに子供の学習意欲や自信を損なう恐れがあります。

【対策方法③】苦手分野に向き合う

勉強についていけないと感じる原因が、勉強でつまづいている箇所や苦手分野を放置していることであった場合、まずは復習を徹底して行います。

つまづいている箇所があったり、苦手分野が放置されている場合、新規の学習内容も理解できていないこともあるので、関連分野の復習も徹底して行うと効果が高いです。

【対策方法④】講師に相談する

もし勉強についていけない原因が明らかになっても、適切な対応方法が分からない、または家庭での対応が困難な場合は、塾の講師に相談することを推奨します。

講師は対処法を提案してくれるだけでなく、授業内容や宿題、さらには子供に最適な講師への変更を検討してくれることもあります。

相談時に重要なのは、子供と保護者双方が信頼を置く講師に意見を求めることです。

信頼される講師からのアドバイスは、より納得のいく解決策につながりやすいです。

【対策方法⑤】家で勉強する習慣を身につける

勉強への興味を失ってしまったり、学習意欲が減少した場合には、まずは家での学習習慣を築くことが大切です。

塾の宿題をこなせていない場合は、それを家庭で親子で取り組むことから始めるのが良いでしょう。

家庭での短い学習時間でも習慣化できれば、徐々に苦手分野を克服したり、塾の宿題を自分で完了できるようになるなど、学力の向上が見込めます。

自ら学ぶ姿勢が身につけば、集中力の向上も期待でき、塾での学習にも徐々についていけるようになるでしょう。

【対策方法⑥】子どものレベルに合った塾に変更する

塾の教育レベルや教授法、または講師との相性が原因で「塾の授業に追いつけない」と感じる場合には、塾を変えることも一つの選択肢です。

塾を変更する前には、現在の塾の担当講師や先生と十分に話し合うことが重要です。時には、クラスのレベルを下げる、コースを変更する、講師を変えるなどの代替案が提示されることもあります。

転塾を検討する際には、子供との充分な話し合いが不可欠です。

子供の学習意欲は非常に重要な要素であり、子供が最もやる気を出せる学習環境を共に模索することが重要です。

【中学受験】塾はいつから通うべきか

【中学受験】塾は週に何回通うのか?

結論、小学3〜4年生がベストです。

その背景には、中学受験で出題される問題の範囲があります。

中学受験の出題範囲はとても広いのが特徴です。

すべてカバーしようとしっかり準備するには、3年ほどの期間が必要になります。

小学5〜6年生でも遅いとは言い切れませんが、入試当日までの時間がないと、焦って暗記だけの勉強になりやすく、急いで身につけた学力はすぐに忘れてしまいます。

仮に志望校に合格しても、入学後の授業についていけないという状況にもなりかねません。

しっかりと計画的に中学受験の勉強を進めていきたいのならば、小学3〜4年生から塾に通い始めましょう。

まとめ【中学受験で塾についていけない理由を明確にしましょう】

今回は、塾についていけない7つの原因と併せて、塾についていけないときの対策方法も解説しました。

  • 授業のペースが早い
  • 授業に飽きてしまう
  • 宿題が多い
  • 授業形式が合っていない
  • わからないままにして進んでいる
  • 復習をしていない
  • 勉強に対して気持ちがない

1つずつ確かめて原因を見つけましょう。

  • 「子どもが学校の授業についていけていない……」
  • 「どうやったら子どもの成績が上がるのかな?」

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